冬の街の透明度(入社1年と12ヶ月目)
よく夢を見る。夢の中では走ろうと思っても足がもつれたり、待ち合わせの時間には間に合わなかったり、思ったように前に進めず、水の中で生活しているような不思議な感覚がある。ぐぐってみるといろんな説があるけれど、風景を映像化するための脳の処理速度が間に合わないからという説が好き。
今日はこの数ヶ月で、グッときた出会った言葉を残しておく。
デザインをするということは形を優先することではない
デザインをするということは形を優先することではない。
プランニングや前段が変わったときにデザインのアイディアを捨ててでも変えていくことは優先度が高いことである。
変化に対応することこそがデザイナー、(アイディア)捨てる勇気を持つこと。
デザインをしながら真の真の課題にたどり着いたり、打ち手が課題に対してちぐはぐしてきたときにアイディアを捨てることは、なくなることではない。発見をして前に進むことである。
半年以上もつづいた外部研修の最終課題講評のときに、尊敬するグラフィックデザイナーさんからもらった言葉。
有形でも無形でも、デザインという行為そのものに包含される性質だと思う。捨てることに対する勇気を持つ旨の話、同じ内容を大学の先生と会話したことがあり、私も言語化できないものの感覚として。手を動かして別の案を見つけてしまったときは、一瞬嬉しくて、その後躊躇する。壊して再建することは恐い。それでも、そこまでプロセスが1番良いものにたどり着くための道であったのだから捨てたほうが良い、という勇気がもらえた。ひとりひとりへの講評が課題に対して本質的で、あんなに有名で繊細な美しいものを作れる人ってここまで思考してるのだなと感動した回。
We’ve all experienced it, when an action or idea you voiced months ago catches up with you in another context and you’re like, “Oh, wait.”
I don’t expect st(art) to immediately inspire strategy or design work. I’m a believer in the Lorenz butterfly effect—that a small shift in one area can result in a larger shift in another area—and that the butterfly wing will release a storm somewhere, at some point. Only because I see it happen, all the time. We’ve all experienced it, when an action or idea you voiced months ago catches up with you in another context and you’re like, “Oh, wait.”
引用元:https://design.google/library/john-maeda-interview-new-design-religion/
google material designチームによるJohn maeda氏のインタビューの中での言葉。
maeda氏のチームでは毎週月曜日をst(art)と呼び、アート鑑賞をしているそう。デザインのしごとの中ですぐにそのアートが役に立つことはないが、バタフライ・エフェクトのように、行動やアイディアが別のコンテクストに追いつくことを期待している、という文脈。点と線の結びつきは瞬間にスパークすることも、時間がトリガーになって時限爆弾的に発生することもある。私は仕事が大好きなので、気を抜くと休日も家にこもりがちになってしまう。無理矢理にでも新しいなにかに出会うような時間を作らなくては…という自戒をもこめて。
大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている
そうだな…わたしは結果だけを求めてはいない
結果だけを求めていると人は近道をしたがるものだ…
近道した時、真実を見失うかもしれない
やる気もしだいに失せていく
大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている
ジョジョ5部のアバッキオの警察時代、先輩警察の言葉。ジョジョの5部は他のジョジョと比べても画映えするし、社会人に刺さる。