クロノスタシスって知ってる?
感情が大きくが動いたときにいろいろな場所に文章を断片的に書き残している。人生のアーカイブ。先に進むわたしは振り返ることができても、戻ることができない。多くの文章は歩いてきた道を眺めるの手がかりとして、未来の自分に向けて。
クロノス時間とカイロス時間のことを考えていた。
ギリシア語では、「時」を表す言葉が καιρός (カイロス)と χρόνος (クロノス)の2つがある。前者は「時刻」を、後者は「時間」を指している。
また、「クロノス時間」として、過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる連続した時間を表現し、「カイロス時間」として、一瞬や人間の主観的な時間を表すこともある。内面的な時間。
恐ろしく長い一週間だった。手の内からこぼれ落ちたものが、やっと少しずつ自分の身体に戻ってきた。自分自身をかたちづくるのは他ならない自分だけど、他者の介入でのみ人は変化するのだと再認識した。そしてわたしがデザインに対して見出している希望は、きっとそういうところだと思う。
こんな時期によく思い出すのが、deerhunterのnothing ever happened to me という歌詞の一節。
Life just passing, flash right through me
このブログも始めてから4年弱くらい経った。4年間で多くのことが過ぎ去り、失ったものよりも多くのものを得た。きっと4年後に見えている世界も全く今と異なる。
不確実で予測不可能な人生は、時々辛く悲しいが、それでいて嬉しくて幸せでドキドキする。もっとわたしを驚かせてほしい、知らないことが知りたい。