明日はきっと日曜日

東京の会社で働く新人UX・UIデザイナー

メーカー系インハウスデザイナーになりたい人向け!デザインを学べる大学一覧

新年明けましておめでとうございます。今年もマイペースにブログを更新していこうと思います。2017年は大学院を卒業し、都内の会社に入社する予定です、何卒。

今日は、ずっと温めていたメーカー系インハウスデザイナー新卒の就活について書こうと思います。

基本的にweb系でのデザイン就活は完全に自分のやってきた実力でしか図られないため、大学や学部はあまり関係ない気がします。ベンチャーインターンなどをして経験を積んでいる人が多い印象です。

しかし、メーカー系インハウスデザイナーになりたい人は、学部学科を選ぶ時点である程度、その企業に行けるかどうかが絞られてします。具体的な企業名はだせませんが、大手総合家電・大手精密機器などで思い浮かぶ企業などです。なぜなら、(1)専門職で、独学で学ぶのが非常に難しいから(2)そもそも募集が来ない大学があるから の二つが理由として挙げられると思います。

なお、これからの話は自分の経験からプロダクト(工業)デザイナー・UIデザイナー・サービスデザイナーなどを主に対象にしています。

 

メーカー系のインハウスデザイナーとは

いわゆる企業内デザイナーのことです。メーカー系のザイナーの募集枠は非常に狭いです。毎年1人しか採用のない会社、各年でしか採用のない会社などザラ。会社が大きくなるほど採用枠も大きくなります。

採用のプロセス

  1. 学部3年または修士1年の夏休みに行われる、夏のインターンに応募・参加(ポートフォリオ提出必須の場合が多い)
  2. 学部3年または修士1年の冬(1月~2月)に行われる、冬の実習に応募・参加(ポートフォリオ提出は必須)

ちなみに(2)しかない場合もあります。

両方ある場合、

(1)夏のインターンに参加後、企業が優秀だと思った学生は、(2)冬の実習に呼ばれます。逆に、(1)夏のインターンに参加したのに(2)冬の実習に声がかからなかった場合「こいつ見込みが薄いな・・・」と思われたパターンが多いので冬はインターンにすら行けないことが多いです。

企業によっては、応募段階で落ちた人とインターンまたは実習で落ちた人を記録しており、そうなると一度落ちるとその後は通りにくくなります。「一度落ちたら全くとらない!」と聞いたことのある企業も何社かあります。修士に行くことを決めている学部生で、練習や刺激を受けるためにインターンを受けたい場合、自分の本命企業以外を受ける方が妥当かもしれません。

インターンや実習の募集が来る大学はある程度限定されている

しかし、大きな会社の中には、リクナビマイナビなどの就活サイトはもちろん自社サイトにおいてもデザイナーの新卒募集がない場合があります。なぜなら、企業が直接大学に募集をかけるから。この時点で、募集が来なかった大学の学生は企業を受けることすらできません。インターンや実習に参加した人の話を聞くと、参加者の大学は大体同じ。OBのコネがある、産学協同をやってる、など様々理由はあると思いますが、参加大学には優秀な学生たちが集まっているのだと思います。そこで、よくメーカー系のインターン・実習(プロダクトデザイン、ユーザーインターフェースデザイン部門)で見かける大学を幾つか紹介します。デザイナーを目指していて、このような企業に行きたいと思う方の参考になればと思います。わたしは関東の大学院に通っていた、かつ関東で就活したので、関西の企業はまた別かもしれません。(※完全に私の偏見です。)

 

国立大学・公立大学
私立大学

 

この辺が王道なんじゃないかなと。メーカー系のUIは、画面の綺麗さだけじゃなくサービスデザインなんかも含まれていることが多いので、プロダクトからくる学生も多いです。武蔵多摩の情報デザイン系からくる子も多そう。

プロダクトデザイン(工業デザイン)は、採りたいデザイナーの種類が企業によって傾向があります。具体的には、ひたすら綺麗なプロダクトデザインが作れる人が欲しい会社とロジックを元にデザインができる人が欲しい会社。

サービスデザイン部門で採用がある大企業は、ここ近年、東大・京大・慶應の頭のいい学生を欲しがっている印象。おそらく大学の研究室とのコネ作りが大半

 

大学に入ってから先輩などに話を聞くと、自分の気になる会社がどういう軸でデザイナーを採用しているかがなんとなく分かると思います。工業デザイン・プロダクトデザイン・ユーザーインターフェースデザインなんかが気になっている人(主に受験生だろうけど…)の参考になればいいな。デザインを志す未来ある子たちが増えますように。

 

この記事で書いたUIデザインとかサービスデザインという言葉に関して、メーカー系(プロダクト系?)とweb系のデザインにおいては断絶の壁があると思っています。その話はまた。